手ごろな(激安な)価格で利用ができる青少年自然(交流)の家をご存じでしょうか？ 青少年自然の家は「独立行政法人国立青少年教育振興機構」が運営する学習施設です。家族で出かけると費用がかさみがちですが、青少年の家を利用することで、費用を抑えつつ、様々な体験をすることができます！！
我が家では青少年自然の家を利用することで、アウトドア系アクティビティを楽しんでいます。特に、冬は妙高青少年自然の家で、関東湘南地区では味わえない、雪国体験を楽しんでいます。
妙高青少年自然の家の12月の様子。これからスキーに行こうというのに、この有様..。
青少年自然の家・青少年交流の家
青少年自然の家・青少年交流の家は、オリンピック記念青少年総合センターとともに「独立行政法人国立青少年教育振興機構」が運営しています。この機構の目的は青少年教育の振興及び青少年の健全育成を図ることであり、体験活動等の機会を提供や研修支援・青少年団体への助成などを行っています。
組織構成
「独立行政法人国立青少年教育振興機構」は4つの組織から構成されているようです。
・機構本部
・国立オリンピック記念青少年総合センター
・国立青少年交流の家
・国立青少年自然の家
活動内容
日本各地にある施設を下記のような活動で利用することができます。施設の利用は青少年(29歳以下)を含む家族、青少年団体での利用が基本となります。
自然教室、キャンプ体験、ボランティア活動、サークルの合宿、指導者研修、ゼミ合宿、登山、オリエンテーリング、自然観察、天体観測、スポーツ大会など
我が家では青少年自然の家(妙高、高遠)、青少年交流の家(中央、赤城)を利用しています。家族もしくは複数の家族で、雪体験(雪合戦、スキー)を楽しんだり、BBQ・テント泊を楽しんでいます。
施設使用料
・宿泊利用の場合は1人1泊800円(学校・青少年・青少年教育関係者は無料)
※施設の活動を行わずに宿泊のみという利用はできない。
・シーツ等洗濯費用 1人200円
・食費 3食1,640円(中学生以上の場合。一部施設により異なります。)
・その他実費 材料費等
※上記値段は2016年にWebに記載されていた値段
テニスコート・フットサルコード・グランド・体育館など無料で利用することができます。ラケットやボールは持参します。クラフト作りは材料代がかかります。スキー用品はレンタル料がかかります。
利用手続き
Webの説明では下記となっています。
- 各施設電話番号(施設案内をご覧下さい)にお電話、またはHPからご予約
施設案内
※利用日・利用人数などを確認させていただきます。 - 利用申込書を提出(1.でご連絡をいただいた時点でご案内します。)
- ご予約確定のご連絡
- 活動プログラムの調整・相談
個人での施設予約は原則として利用日の6か月前から1か月前までとなります。施設の空き次第ですが、利用予定日から1か月を切っても、調整してくれることがあります。まずは電話で相談することをお勧めします。日帰りでテニスコートを利用したい場合、前日夕方までの電話で大丈夫でした。(施設によって違うかもしれませんので、Webもしくは電話で確認ください。)
まずはWebで空き情報を確認し、電話などで予約を行います。利用日、人数、主な活動内容を連絡します。
後日、利用申込書を送付します。Webからダウンロードした書類に必要事項を記載しFaxします(郵送なども可能)。利用申込書の書き方や、活動内容の記入例はWebにあります。それを参考にしながら記載を行います。
その後、他団体の活動や施設の状況により、活動内容の調整を電話で行います。
知っておくこと
青少年自然(交流)の家はホテル・旅館ではないので、いくつか決まりがあります。
Webに記載がありますが、
- 持ち物 : 洗面用具、入浴用具、タオル、スリッパ、寝間着等は各自お持ちください。
- 標準生活時間 : ご利用する団体同士が気持ちよく生活したり活動するために設定された一日の基本の生活時間があります。(朝のつどい、夕べのつどい、食事の時間、入浴時間 等)
- 生活 : ベッドメイキングや後片づけ、利用した部屋の清掃は各自行ってください。
実際に施設を利用して感じたことですが、
- ホテル・旅館とは違いますので、寝間着はありません。寝間着(パジャマ等)を持っていきます。トイレ・洗面台は共同利用なので、それらを考慮した服装を心がけたいです。歯ブラシ・タオルは持参です。ボディソープ・シャンプーは施設にありました。
- 食事、入浴に時間指定があります。学生の団体さん(数百人のことも！！)も利用しますので、それぞれの団体ごとに時間を調整しての利用となります。都合が悪い場合は、事前に調整してもらいましょう。
- 朝のつどい・夕べのつどいでは、全団体が集まり、自己紹介したり、ラジオ体操したります。子どもたちが知らない人と触れ合う良い機会だと思います。妙高青少年自然の家でのつどい(冬)ですが、すでに雪が積もっているので、つどいは中止となり参加したことはありません。
- 宿泊する部屋によってですが、床に布団を敷いたり、2段ベッドの布団にシーツをかけたりするのは各自で行います。帰るときには布団の片づけ・部屋の掃除を行います。きちんと掃除できているか施設の人にチェックしてもらいます。我が家では子供たちが張り切って片づけ・掃除を行ってくれます！！
- 食事は食堂でいただきます。利用者が多い日ですと数百人が時間交代で食事を行います。食事はバイキング方式なので、好みに応じて好きな量を盛ることができます。地元の食材を生かした美味しい食事を楽しむことができます！！
青少年自然の家・交流の家は青少年の育成・学習の施設です。目的を理解したうえで利用しましょう！！
高遠青少年自然の家での食事風景。早起きして朝からしっかり食事を採ることができます！！
妙高青少年自然の家
上信越自動車道 妙高高原ICから少しいったところです。冬季はスタッドレスタイヤが必要ですが、市街地から離れておらず雪道になれていない人でも安心して訪れることができます。茅ケ崎市からですと、自動車で約5時間かかります。
冬季は雪合戦、雪ダルマづくりが楽しいです。車の雪下ろし体験も可能です。近くにある妙高スキーパークがあるので、ゲレンデスキーをプランに組み込んでもいいです。
中央青少年交流の家
東名高速道路 御殿場ICから富士山のほうに向かいます。隣には陸上自衛隊滝ヶ原駐屯地、キャンプフジがあります。
BBQやテント泊、スポーツ(テニス、フットサル)に利用しています。富士御殿場口から二子山までハイキングするのは楽しいですよ。
高遠青少年自然の家
中央高速道路 諏訪ICから国道152号線を走って1時間程度のところにあります。茅ケ崎市からだと3時間ぐらいです。
宿泊施設としてログハウスがあります。木のぬくもりを感じながら過ごすことができます。ログハウスには20人前後泊まることができる空間があるため、家族利用だとちょっと広すぎですね！！
他にはプラネタリウムがあるので星の学習が行えますし、市街地から離れているので星の観察にも適しています。
赤城青少年交流の家
国立赤城青少年交流の家 | National Akagi Youth Friendship Center
関越自動車道 高崎IC or 渋川伊香保ICから赤城山を通る県道4号線に向かいます。赤城山の麓(ふもと)ですので、冬季でもそれほど雪は降らないと思います。首都圏から近いこともあり、学校の部活の合宿や大会がよく行われているようです。
ここでは赤城山の自然を楽しんだり、県道4号線の先にある大沼で氷上ワカサギ釣りを楽しむことができます！！
最後に
青少年自然の家・交流の家は青少年の育成・体験の場として手ごろな値段で施設を利用することができます。商業施設とは違い制約などもありますが、利用してみてはいかがでしょうか！！
