ピュアオーディオにChromecast Audioはいかが？

　うちにはDENONのプリメインアンプ PMA-1500AEがあります。CDの入れ替えが手間で、最近はめっきり使う機会が減っていました。そんな今日この頃、発売されたばかりのChromecast Audioですが、スマホやNASの音楽ファイルをワイヤレスで再生でき、プリメインアンプにライン出力することができます。

　そこで、うちのオーディオ機器を有効活用すべく、ワイヤレスで手間なく音楽を楽しむことができそうなChromecast Audioを購入してみることにしました。

Chromecast Audio スペック

　アナログ出力、光デジタル両方に対応しているのがうれしいです。ピュアオーディオ用途に使えそうですね。

メーカー	google
出力端子	アナログ出力 兼 光デジタル音声出力対応の3.5mmジャック
再生	ハイレゾ対応(96KHz/24bit) ※光デジタル出力は44.1kHz出力のみというブログ記事あり。
対応	android, iOS, windows, mac
ネットワーク	Wi-Fi802.11ac（2.4GHz/5GHz）
電源	マイクロUSB
外形	重さ52mm * 52mm/30g
付属品	Chromecast Audio, 3.5mmアナログステレオケーブル, 電源ケーブル, 電源アダプター

オーディオ再生環境

　うちにはDENONのプリメインアンプ PMA-1500AEがあります。以前はCDプレーヤーでCDの再生をしていたのですが、やっぱりCDの入れ替えが手間でした。ワイヤレス、かつ、高音質で音楽を再生したいと考えていました。

　うちの音楽ファイルはNASに置いています。音楽ファイルのあるフォルダ階層はそれなりに深いので、選曲が楽にできるかというのは重要なポイントでした。以前は、AVアンプやBDプレーヤーからNASにアクセスしていましたが、レスポンスが遅かったり　TVにNASの中身を表示しながらの操作がいまいちでした。

　Chromecast Audioは、スマホから曲の選択をできるので、レスポンスは問題なさそうです。さらに、Chromecast Audio自体がNASの音楽ファイルを直接再生することができ、bluetooth通信を介さず、音質的に有利です。

購入

　amazonはFireTVというgoogle chromecastと競合するものを発売しているため、Chromecast Audioをamazonで買うことはできません。私はヨドバシカメラ オンラインショップで約5000円で購入しました。(送料無料で、注文の二日後には到着しました。)

http://www.yodobashi.com/index.html

開封の儀

　Chromecast Audio本体は小さいですが、商品の箱も小さいです。ヨドバシカメラオンラインもアマゾンと同じように、ずいぶんと大きな段ボールで発送していました。

　chromecast audioの付属品は、電源ケーブル/アダプタと3.5mmステレオケーブルです。スマホのイヤホンジャックと同じです。

　プリメインアンプの入力がRCAピンジャックであれば、LINE入力への変換ケーブルが必要です。(400円ぐらい。)

[F-FACTORY] オーディオケーブル ステレオミニプラグ φ3.5ｍｍ?ピン（ＲＣＡ）×2(赤・白） 変換ケーブル 1.0m/B-2

  　より高音質での再生を行いたい場合、光デジタル接続がお勧め。Chromecast Audio側が丸形コネクタのため、変換アダプタが必要になります。(500円前後)

Amazonベーシック TOSLINK (トスリンク) デジタルオーディオ オプティカルケーブル 1.8m

【アイ・ダイレクト】 光デジタル 変換プラグ 角型プラグ→丸型プラグ 高音質デジタル接続

 　Chromecast Audioにケーブルをつなげたところ。電源とオーディオのコネクタが反対側についている。ワイヤレスなので見えないところに置いておけばいいのですが、ケーブルがかさばります。

　オーディオケーブルはアンプのRCAピンジャックに接続。電源アダプタはアンプのサービスコンセントに接続。

セットアップ

 　私が使用しているandroidスマホでのセットアップ方法を紹介します。まず、google play(andriod アプリストア)からchromecastをダウンロードします。

　起動すると周辺にあるChromecast (Audio)の検索が始まります。(まだChromecast Audioは自宅wifiには接続しておらず、スマホとChromecast Audioが直接通信を行います。) 無事にChromecastが見つかると、セットアップに移ります。

　次に、ゲストモードを有効にするか聞かれます。普段はwifiに接続して使う予定なのと無効にします。

　そのあと、Chromecast AudioのWifi接続の設定に移ります。

　ネットワークセットアップ画面ではChromecast AudioのMACアドレスが表示されています。家の無線LANルーターにMACアドレスで接続制限をかけている場合は、上記MACアドレスを有効にします。

　セットアップ画面でアクセスポイントとパスワード入力すれば、接続テストが始まります。AOSSでしか無線LAN接続をしたことがない人は、無線LANルーター本体に記載されているアクセスポイント名と接続パスワードをメモしましょう。

　接続テストを行うと、何事もなく接続完了。

　その後、Chromecast Audioの更新が必要ということで、updateが始まりました。少ししたら、無事にupdate完了と表示されました。

使い方

　Chromecast Audioに電源を入れ、しばらくするとLEDが白く点灯し、通信可能状態になります。Chromecastアプリを起動しデバイスタブを選択すると、"キャスト準備完了"が表示されます。

　NASにある音楽ファイルを再生するには、androidの"local cast"というアプリを使いました。画面中央やや右にあるcastアイコンをクリックし、Chromecast audioと接続します。その後、nasの音楽ファイルを選択すれば、再生が始まります。この再生ではChromecast audioがNASのファイルに直接アクセスしているので、スマホの電源を切っても音楽再生が続けられます。

　スマホ内の音楽ファイルを再生している場合、スマホの電源を切ると、音楽再生は中止されます。

　XPERIA Z3 COMPACTに入っているソニー製音楽再生アプリでは、Chromecast Audioと接続後、NASの音楽ファイルを選択しても再生できませんでした。Chromecast Audioではなく、スマホ本体での再生はできています。Chromecast Audioでの再生がうまくいかない場合には、音楽再生アプリを変えてみるとよさそうです。

その他

　こちらでも、Chromacast Audioについてまとめられています。 

 

最後に

　Chromecast AudioによりNASの音楽ファイルを再生することができるようになりました。スマホからのレスポンスもよく、操作は快適です。アナログ(ライン)出力でも、音質はよいと思います。ただ、ピュアオーディオということであれば、Chromecast Audioからは光デジタル出力を行い、DACに接続したいところです。中古で構わないので、手ごろな(音質が良い)DACが欲しい～！！