2016年7月18日海の日に行われる茅ケ崎市の浜降祭(はまおりさい)。茅ケ崎・寒川の神社34基の神輿が茅ケ崎西浜海岸に集まります。この祭りは茅ヶ崎・寒川に深く根づいている土着の祭です。
この日ばかりは茅ケ崎市民の朝は早いです。4時ごろに起きて、茅ケ崎西浜海岸まで神輿を見に行ってきました。
浜降祭のいわれ
(上記ページからの抜粋)
天保9年(1838)、寒川神社の神輿が、例年春に行われる国府祭(こうのまち)【大礒町国府本郷】に渡御した帰途、相模川の渡し場で寒川の氏子と地元の氏子が争いを起こし、川に落ちて行方不明になってしまいました。
その数日後、南湖の網元である孫七さんが漁の最中にこのご神体を発見し、寒川神社に届けたことを契機に、毎年同神社の神輿がそのお礼のため南湖の浜に赴き、「禊(みそぎ)」をするようになったと言い伝えられています。
一方、江戸時代後期に幕府がまとめた『新編相模国風土記稿』によると、鶴嶺八幡宮では寒川神社のお礼参りよりずっと古い時代から、心身の罪やけがれを清める「みぞぎ」の神事を行うため、毎年浜辺への渡御が行われていたとあります。
浜降祭の内容
寒川町・茅ヶ崎市にある各神社の神輿が西浜海岸に集まり、そこで祭典を行い、再び各神社に戻ります。
近年では、西浜海岸から遠い神社の神輿は、途中まで車で運び、丹治浜海岸近くから神輿を担いでいくようです。神社の出発が真夜中なので、交通規制の問題や騒音などの問題がありますしね。
昔は各神社から西浜海岸まで神輿を担いできていたようです。
神輿が海に入る「みそぎ」は、午前4時頃~7時の入場時と式典終了後の8時以降に行われます。(すべての神輿が海に入るわけではありません。)
祭りへの参加ですが、神輿を担ぐ人は夜中からとなります。そうでなければ、西浜海岸に5過ぎぐらいにいけば、みそぎや祭典を楽しみやすいと思います。
神輿が34基並ぶのは壮観。数でいえば、東京三社祭では神輿が100基近くでるようです。神輿が海に入っちゃうというのが茅ケ崎らしい!!
最後に
電車が走っていないような朝早くから始まる土着の祭りですが、多くの神輿が海に入るという珍しい行事です。
ぜひ、茅ケ崎市に宿泊して、茅ケ崎の祭りを早朝から楽しんでください!!